山岳ガイド 岡田康
       





















ただ登るのではなく
技術を学んで、次に繋がる登山にしましょう!




 ただ、目的のルートをがむしゃらに登るのではなく、登りながらルートの注意点、登り方、安全なトラバースの方法など、「より安全で、より確実」をテーマにお客様をルートにご案内致します。そして、それがよりスピーディなクライミングとなり、体力や技術に余裕が生まれる事を実感できると思います。



 バリエーションクライミングで役立つアイゼン、アックス技術講習を初日に実施致します。
 初日の講習では、実際に急斜面でのトラバースや急斜面での登り下りの時に、必要なアイゼン技術、アックスの使い方を
実際にゲレンデで講習致します。登山の時とは、少し違ったアイゼン・ピッケルワークになります。次のステップに繋げましょう。



 講習は、より実践に即したものでないと意味がありません。初日の講習はプレバリエーション講習だとお考え下さい。
 講習では、
実際に手袋、アックス、アイゼンを着けてトップロープで岩場や急斜面を登って頂きます。
 
厚手の手袋をして登る感覚、アイゼンの前爪だけで小さな岩場のスタンスに立つ感覚を養いましょう。
 バリエーション参加者には、初体験になるかもしれません。しかし、
体験することで翌日のクライミングが確実によりスムーズなものになると思います。
 ロッククライミング経験がなくても問題ございません。



 クライミングができれば問題ない!と言う発想は、雪山のバリエーションでは危険です。登る能力も大切ですが、登る能力とはまた別に、覚えておくべき技術があります。
 例えば、吹雪の時にトップとフォローの間に、距離ができてしまい声が届かず、意思の疎通ができなくなったことはありませんか?そんな時、どうされますか?
 簡単なようで、意外と難しいテーマですよね。そしてこれが明確に決まっていないと、登るところ以外で、多くの時間を費やしてしまいます。バリエーション経験者なら必ず一度は経験があるはずです。
 何気ないことですが、実はとても大切な技術と言うのが、実はたくさんございます。そしてその技術を習得する事で、クライミングのスピード、安全性、確実性が増します。
 講習では、登る事と平行して、バリエーションで役立つ覚えておきたい技術を学びます。



八ヶ岳 小同心クラック
2名
50.000円
(日帰りプランは40.000円)
・ガイドの諸経費は無料です。
・お客様の宿泊費(9.000円)、交通費は含まれておりません。
小淵沢駅 9:00
・時間は変更可能です。遠方の方は、遠慮なくお問い合わせ下さい。
小淵沢駅 17:00
・雪山経験者
・ロープワーク技術は不要です。
初日  2時間
・小淵沢駅集合⇒赤岳山荘(車)
・赤岳山荘⇒赤岳鉱泉(2時間弱)
・赤岳鉱泉にて昼食⇒講習開始
二日目  8時間
・赤岳鉱泉⇒小同心クラック⇒赤岳鉱泉⇒赤岳山荘
*もっと詳しく見る
山小屋泊 1泊2食 9.000円
*週末は混雑の為、個室に宿泊
*個室料金はお一人様2.000円UP
キャンセル規定をご確認の上、お申込み下さい。
こちらから
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 八ヶ岳のバリエーションルート。
 赤岳鉱泉へ向かう途中、一際目を引くのが大同心、そしてその横に聳えるのが小同心。
 今回はその小同心クラックと呼ばれるルートを登ります。
 クラックと言うよりはチムニー状で、岩と岩の間を登るような感じです。岩の間にあるホールドやスタンスは共に多くあり比較的登りやすいと言えます。
 しかし、場所が横岳西壁部分にあることもあって強風の日や吹雪の日は風に吹き上げられ厳しい登攀になることがあります。比較的、天候の安定し始める2月中旬以降が適期です。





【 初日 】

小淵沢駅州集合後、車で林道に入り赤岳山荘から登山開始となります。
アプローチは、意外と暑くなります。アウターやスパッツは、集合後、その日の気候で必要の有無を判断します。
山小屋に着いて、ゆっくり昼食の時間(1時間弱)をとってから講習となります。
昼食は、小屋で食べることも可能です。ラーメン、カレー(6種類も!)、牛丼色々あります。
午後の講習後は、ゆっくりお部屋で休んで、翌日に備えましょう。

【 二日目 】

朝は、小屋の朝食を食べて7:45頃、小屋を出発します。
赤岳鉱泉をベースに登りますので、小屋に余計な荷物を置いて登ることができます。
登山を終えて赤岳鉱泉に到着後、小屋で休憩してから下山します。休憩中、小屋で食事することもできます。私はいつも何か注文して疲れたか体に栄養補給を心がけています。




さらに詳しく装備を紹介

装備 内容 --
アウター上下 冬用のもの *フードは小さくないですか?
アイゼン 10本爪以上のもの *靴と合ってますか? 
手袋 アウター、インナー共に予備をご持参下さい。
目出帽
靴下(予備も持参) ウール等、保温力のあるもの
サングラス ハードケースに入れてお持ち下さい。
ゴーグル 強風時必要となります
ストック あれば便利です。私はいつも使用しています。
健康保険証コピー
テルモス 500mlの容量があれば十分です。持ちそれ以上のものでもOK
スパッツ ショートスパッツは不可です。
行動食 当日、集合前にご購入下さい。
アックス(ピッケル) 1本 レンタルできます。
日焼け止め
ハーネス
防寒着 厚手のフリースやダウンなど
ヘッドランプ 予備電池もお持ち下さい。
○・・・必要なもの  △・・・あれば便利です。但し必ずしも必要ではありません。

レンタル品
  ・アイゼン  1.000円/1プラン
  ・ピッケル(アックス)  1本 1.000円/1プラン
  ・ハーネス  500円/1プラン

 




【 装備購入の注意点 レンタル品で代用するのもひとつの選択肢 】

 私はいつも仕事柄、お客様の装備を点検致します。
 しかし、この時にいつも残念なのが、登山の為にわざわざ新調したにもかかわらず、装備がひと昔前のものだったり、使いづらかったり・・・と良い買い物とは言えない事が度々あることです。 
 ハーネス、クライミングシューズ、アイゼンなど、「長い目で見ると使えません。」とアドバイスをして、その時だけその商品を使用し、後で買い換えられた方を私は何人も見てきました。

 登山装備は、お店で売られている以上、時として売り手の思惑が絡んでいたりします。
 本当に良いものを提供しているお店と言うのは、実際に製品を登山で使用し、その製品の良し悪しを熟知した販売スタッフが色々アドバイスしながら売っているお店だと思います。
 しかし、残念ながら全てが全てそうじゃないのが、業界の残念なところです。
 お店によっては、売れ残っているものを売ったり、スタッフに登山経験があまりなかったり、あるいはその製品を使ったことがなかったりと色々な問題があります。
  
 買われる前に、相談して頂ければ無駄なお金を使わずに済んだのにと何度も残念に思ったことがあります。登山用品は決して安いものではありません。また時として、その製品が生命を左右することもございます。
 だからこそ、確かな商品を購入し使用して頂きたいと思います。


 
迷うなら思い切って一度ご相談下さい。
 
 もし不安なら、当事務所でお貸しする装備を実際に山で使用して頂いて、私のアドバイスを交えつつ、最終的にお店で買われてみてはいかがですか?そちらの方がより確実で、納得できるのではないでしょうか?